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スターウォーズ映画の感想全部書く

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に向け、エピソード1〜8もといスター・ウォーズ・ストーリーの2作品を鑑賞。1-3と6、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は1回、他は2回鑑賞の感想について。当方はスター・ウォーズ素人であり、趣味で楽しむ個人の考察の域を出ないメモだが、スター・ウォーズ全体像に関する感想の1サンプルとして参考になればと思う。

【全作品ネタバレあり】

【EP9の感想は別の記事に】

 

目次

 

たみふる的評価ランク

ローグ・ワン→3→2→9→4→6→5→7→ハン・ソロ→1→8

 

プリクエル・トリロジー

エピソード1/ファントム・メナス

あまり好きではない部類だが、好きな部分も多い作品。私の中では『トイ・ストーリー2』に近い感覚。

ストーリーの全体はクワイ=ガン・ジンが主導しているが、エピソード4を踏襲してダース・モール戦に散る。

何故苦手かと言われると、CGの甘さや好みのキャラクターがいないことなどが挙げられるが、好みのキャラクターがいないまま進むストーリーほど苦痛なものはない。え?ジャー・ジャー?

ただ、グンガンの街は先にスター・ツアーズを利用して訪れていたから好きだったし、猫をかぶるパルパティーンの出立はかなり見ていてハラハラする(この時点でパルパティーン=シディアス説はあまり隠す気ないんじゃないかというほどムード満点)。ポッド・レースのシーンのアナキンのお手柄も気持ちいい。

この作品は評論家サイドの評価もあまり良くないらしいが、まあ、納得よね。

 

エピソード2/クローンの攻撃

めっちゃ好き。

EP2は「クローンの攻撃」とタイトルがついているが、やはり何と言っても思春期アナキンの共感性の高さは見過ごせない。パドメ・アミダラとの恋に悩み、母の悪夢にうなされ、ジェダイ・マスターたちからは散々コケにされるEP2である。アナキンが天才故に悩むシーンに長く割かれており、作品自体の出来がどうよりは、たみふるに刺さったよね、うん。

無論、オビ=ワン・ケノービの1人旅もオビ=ワンの頼もしさが溢れ出ていて最高。クローン・トルーパーを作る惑星カミーノの住人は不気味で、宇宙人としての個性もあるし、ジャンゴ=フェットのミステリアスな存在感も、EP1のモールに通ずる部分がある。

アナキンは確かにキモいけど、あのキモさが逆に安心感になり、アナキンの純真さを物語っている。私は、必要なキモさのように感じた。

そして、ラストのジェダイ騎士集合シーンは本当にすごい。ジェダイ全盛期の面影を感じられるし、EP4での身の潜め具合を想起させることも促す。ライトセーバー戦としての迫力もあり、アナキンの姿も勇ましく魅力的なシーン。

 

エピソード3/シスの復讐

個人的な最高傑作。EP2と悩むけど、やっぱりEP3かもしれない。

成熟しきったアナキン、不信感に駆られるアナキン、キレるアナキン、ダース・ベイダーのすべてを1作品に集結させ、その間も上手く繋いでいる。この作品の何よりの凄さは、ジェダイ・マスター達の言っていることが「表面上正しいが疑いたくなる内容」であることに尽きる。ジェダイを正義ではなく、善悪の二面性で捉えることはとてもアナキン的であり、フォースバランサーとしてアナキンがダークサイドに落ちる必要性を感じさせる。太陽を見ながらパドメを想うシーンも泣ける。スター・ウォーズにおいて太陽はスカイウォーカーの象徴だし、スカイ=空、ウォーカー=駆けるってそもそもそういうことかも。

ムスタファーでのオビ=ワンとの一戦も美しく、意義のあるものだし、終始2人の台詞には説得力とエネルギーがある(オビ=ワンはアナキンの教え方が下手って?それを言っちゃだめ)。

私個人は、自分の能力と想いを操りきれないものの、真の正義について苦悩していくアナキンの姿がとても好きなので、後のベイダーよりもアナキンの方が好きな節がある。パルパティーンの誘いも巧みで、彼の腹黒さが露骨に露わになっているのでスター・ウォーズ総括ヴィランとして魅力的である。

 

スター・ウォーズ・ストーリー

ハン・ソロ

ハン好きでもってるが別にスター・ウォーズではない感じがする。やはりその最大の理由はフォースがほぼ登場しないからで、冒険活劇として面白いものの可もなく不可もなくな仕上がり。上にはたみふる的評価ランクがあるが、この作品は丁度ゼロ地点にあたり「観るなら観るけど、自ら観たいとは志願しないレベル(こうみると、EP7が映画としては最も好感が薄いもののまだ名シーンがあるし、EP1とEP8は寧ろ「みたくない」部類)。

懸念された「ハリソン・フォードじゃないハン」問題に関して、ハン役のオールデン氏の演技は別に気にならなかった。ただ、「このシーンがいいのよ!」という展開があったわけでもないので、そういう意味ではイメージに残っていない。

ストーリーも内容は覚えてない。スター・ウォーズを忘れて、普通の1作品として観るなら面白い。

 

ローグ・ワン

スター・ウォーズ最高傑作。EP4の思い出を想起させつつ、新たなスター・ウォーズを創り上げ、随所に新たなる可能性を示唆していた高度な作品である。

アーソ家をめぐるストーリー、銀河の存亡がかかった中にも親子愛と義務感が描写される。

だが何より本作の主役は脇役であろう。帝国軍ロボットのK-2SOは、毒舌かつ強力なな味方であり、ゲイレンの帝国軍を裏切る姿と重なる。チアルート・イムウェは、フォース感応者のジェダイでなくともフォースを“使える”ことを証明した人物であり(実際は使ってないのだが)、同時にアジア人役者が演じているからそこには絶大なロマンと支持が集まる。シークエル・トリロジーがやろうとした(と度々評価される)「新しいスター・ウォーズ」「帝国を裏切った同盟軍メンバー」「誰でもフォースは使えるかも?」は既にこの作品ですべて答えが出されている。そのためシークエルのメッセージはさらに別の場所にあると思われる。

古くからのファンと新規顧客を取り込むスター・ウォーズとしてまさに理想の形であり、この上ない最高傑作だろう。

ちなみに、たみふるはピクサー製作の『レミーとおいしいレストラン』『インクレディブルス』シリーズ、『カーズ2』が大好きだが、それと同じくマイケル・ジアッキーノが楽曲を製作。すき。

 

オリジナル・トリロジー

エピソード4/新たなる希望

原点にして頂点。2と3は個人的な思い入れ、EP9は唯一映画館で観ているとすると、ナンバリング作品で1番ということになる。上の作品に押し出されてこの順位なのが本当に惜しい。

ベイダー登場の美しさ、序盤のタトゥイーンでのグダグダも2回目の鑑賞ですぐ気にならなくなった。オビ=ワンのミステリアスな姿、彼がベイダーに殺されるシーンは非常に熱い。彼の師匠クワイ=ガンはアナキンを見込んで死んでいったように、オビ=ワンもルークを見込んで死んでいった点、暗黒面に落ちたとはいえ再びアナキンと対峙し、彼に負けたことでアナキンがついにオビ=ワンを越えた点、クワイ=ガンの提案、ヨーダの教え、潜伏期間の修行で身につけた霊化技術を見られる点は熱い。

また、ハンの登場も格好いい。この頃はまだレイア姫にセクハラしてない、1番格好いい時期(???)。

そして、モス・アイズリー港でのあの神曲も忘れられない。印象的なシーンの多い映画。

 

エピソード5/帝国の逆襲

好きなシーンと嫌いなシーンの別れる映画(ルークとヨーダの話は全体を通して苦手)。

この話のメインはやはりランド・カルリジアンの登場と、ベイダーが自身の素性を明かすシーン。

ランドは自身の利益を追い求めつつも正直で約束を守る男。側からはクズに映るが、そこには明らかな彼の哲学が感じられるので大好き。ベイダーが契約を破ったことで早くから反乱軍に寝返る様子は本当に商売上手な見切りのうまさがある。

ハンが冷凍されてしまうシーンも好き。彼が彼自身の魅力のみならず男としてレイア姫を大切にする魅力を持ち合わせた瞬間。“I know.”とか言えんやん。自信家のハンが、冷凍されるとあの顔になるのもまた寂寥感がある。

そして、ベイダーの告白シーン!!このシリーズ最大の衝撃であり、史上最大の名シーン。アナキンがEP3でパドメを誘ったのと同じ手口だが、彼が最後まで自身が正しいと思っていたことがわかる(事実、ヨーダなんかより余程まじめだよ(禁句))。

 

エピソード6/ジェダイの帰還

魅力的なシーンが盛り沢山で、どこから語ればいいのかわからない。

とりわけ印象的なのは、ベイダーとルークのストーリーが一本通りながらも、ハンとレイアの恋の進展も同時進行していること。ベイダーがシディアスを投げ、アナキンに戻るシーンで泣きそうになっちゃう。駄目だろあれ。

イウォークが参加する地上戦も、ハン、レイア、チューバッカ、ドロイドの個性が各々出ていてよかった。

最後のアナキン追悼シーンで完全に泣きます。さようなら。この映画だけ評価の語彙力めっちゃ低いな。

 

シークエル・トリロジー

フォースの覚醒(エピソード7)

先に、懐古主義的だと批判される本作だが、私はそうは思わない(詳しくはEP9感想記事で)。

ディズニーが製作したスター・ウォーズということでよく思われていないが、普通に面白いと思う。ポー・ダメロンとフィンのコンビ、ミステリアスな新主人公レイ、そしてキレキャラのカイロ・レン。ちなみにカイロ・レン推し。

ただ、いいところも悪いところも特にイメージがないというのが実際のところである。ストーリーが空洞化していてイマイチ何も入ってこなかった。印象的なのはハンとベン・ソロの掛け合いシーンのみ、か。あれだけ飄々としていたハンが映画ではじめて実直になった瞬間であるようにも感じられ、彼の根の良さが垣間見えたのはよかった。

また私個人が本作監督のJ・J・エイブラムス監督が好きだというのも好きな理由に入る。

 

最後のジェダイ(エピソード8)

個人的に最も受け入れ難い。この作品について私が出来ることといえば、ライアン・ジョンソン氏の作風とスター・ウォーズの性質が合わなかったという擁護だけである。

彼の作風は、作品内に大量のトラップを設置して“It's a trap”したあとで、ひとつの映画内に大量に爆破する作風なので、スター・ウォーズのようなキャラクターの雰囲気を大切にする映画とは合わないのである。

内容には……触れないでおくよ()